美和ちゃんが、独身時代から趣味として始めたペインティング。 二人が出会ったきっかけでもありました。子育てが一段落してから、再チャレンジ。 ふたつの絵画教室に通ながら、精力的に油絵とクレパス画を学びました。 スキルは発展途上ですが、絵の対象の選択・捉え方から、表現したいもの・伝えたいものを 愛情をこめて精一杯、キャンバスに描き広げた作品は私にとって全て「逸品」です。
絵画館
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家族100号
初めて挑んだ100号の大作。
DNAの二重らせん背景に、夫婦・子供たち・孫そして母を愛情込めて描く(県展応募)。
美和の目に映る子供たちの活躍(育児・コミック・バンド)への喜びも表現。<2012年> -
静物
結婚以前、市の洋画教室に通っていた頃の作品。
随分荒削りだけど、印象派巨匠の作品に通ずるものが・・・。<1980年> -
伎藝天像
二人で訪れた秋篠寺で拝観した伎藝天像。
凛とした立ち姿に心奪われた、その感動をキャンバスに再現。
油絵を師事し始めた頃の作品で、明らかに筆致・デッサンが丁寧かつ実直になってきた。<2010年> -
わたし
唯一の自画像。リビング・ウィルで覚悟を示し、小説でも現実に逃げることなく向き合いながら自身の心の拠りどころを伝えてくれたポジティブな美和ゃんがここにいる。<2014年>
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まなざし
長女と孫の、まるで慈母観世音菩薩ような慈愛に満ちた母子像。
それは美和の、子供をいつくしむ、溢れるばかりの温かい感情そのものだ。生意気・反抗的になっていく孫と長女に諍いあれば、この絵を振返ってほしい。<2010年> -
水族館
白浜水族館でアマゾン生息の巨大魚に見入る孫と祖父。美和ちゃんが師事する画伯に弔問頂いた折、リビング壁面に飾った作品群の中でこの絵を褒めちぎってもらった。それだけで嬉しい。<2012年>
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フィヨルドの光と影-北欧
ノルウェーのフィヨルド・クルーズ船からの幻想的な情景。
習い覚えたクレパス画のテクニックを駆使した、美和の絵の、画力の広がりを感じさせるオーナーイチ押しの作品だ。<2012年> -
ショース滝の妖精
ノルウェーの山岳を走るフロム鉄道の途中にあるショース滝。一時停車の間、瀑布に接する小高い岩壁で妖精の踊りが披露される。命綱をつけながらの優雅な舞は記憶に鮮やかであった。
色づかいに進境をみる。<2013年> -
コペンハーゲンの子供たち
コペンハーゲンのニューハウン近郊を二人で散策していた時の、児童公園でのスナップ。
世界中どこの国でも子供たちは心癒してくれる。孫への優しい眼差しと同じ視線だ。美和は人物群像を苦にしないで描けた。<2013年> -
デンマークの運河
海外旅行では、寸暇を惜しみ二人で街歩き・路地歩きを楽しんだ。そんな中でみた運河のある風景。
クレパスでの水面風景は、オーナーも挑戦したがこうはいかなかった。<2013年> -
テカポ湖畔
ニュージーランドのテカポ湖と遠景の山並みを望む。
湖畔にある石造りの小さな教会と素朴な大地に咲くルピナスの花。
大いに郷愁かきたてられたニューシ゜ーランド旅行は、美和が最もお気に入りだった。<2011年> -
タイのほほえみ
美和がタイのスリン市に、現地学校の日本語教師として短期滞在したときの生徒たちの微笑ましい集合シーン(県展応募)。
女子高生二人との共同生活や、普通に象さんが歩いてたり、巨大ヤモリが部屋に侵入したりでタイを満喫。それにしてもこんなにたくさんお顔、よく描いたな。<2010年> -
ルドン模写-目を閉じて
特異なテーマが多いルドンから、比較的穏やかで心洗われるこの作品を選んだのも彼女の求める心象世界とマッチしたからか。
薄く淡い油彩を、あえてクレパス画で模写に挑戦。<2013年> -
芙生子
ふたつの絵画教室に通い出して、配色・表現が随分温かく、柔らかくなってきたときにピッタリの絵のテーマ。
素っ裸の孫のマシュマロ肌がストレートに伝わってくる。
主寝室の枕の上から、安眠をいざなう絵だ。<2011年> -
好奇心-いもむしさん-
生き物が大好きだった孫。アドベンチャーワールドの道すがら地面を這う芋虫さんに興味津々。結局、美和ちゃんは孫にイモムシ図鑑全3冊をプレゼントし、今も役立っている。それにしてもこの絵の色彩・構図・ムードはオーナーのお気に入り<2014年>
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めえめえ牧場
長女・次女・孫そして美和とで奈良のめえめえ牧場に遊ぶ。
クレパス画にしては大きい15号キャンバス。さぞかしクレパスの減りも早かったろう。工作室で美和と孫が仲良く作った羊毛パッチワークが居間を飾る。<2014年> -
知子
次女が学生時代から打ち込んだロックバンド。卒業後もサラリーマンバンドとして2度ほど全国紙に取り上げられたことも。一番のファンは美和ちゃん。ライブには体の許す限りかけつけていた。<2011年>
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化粧
次女と宝塚周辺で遊んだ折、由緒あるホテルの朝日さしこむ部屋で顔づくりに励む娘のワンショット。
若いってエエコトやね、という美和ちゃんの声が聞こえてきそう。<2014年> -
耕平
オニグンソウのペンネームからかけ離れた長男の柔和な表情。B型ばかりの5人家族の中で一番丸い人柄だが、脱サラして漫画家目指したそのひたむきな情熱は美和ちゃん譲り。<2013年>
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直子-夢に遊ぶ
我が家では2番目に大きいキャンバス。1歳少しくらいの長女の愛らしい姿に突き動かされて久しぶりに筆をとった。荒っぽいが、描かずにはいられなかったのだろう。<1982年>
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直子
心配かけるのは子供の仕事とはいうが、それにしても美和ちゃんの気を色々揉ませてくれた長女。最も長い時間を子供として楽しませてくれた娘への真直ぐな気持ちが伝わる。<2013年>
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白良浜
白良浜の海浜で無邪気に戯れる孫と祖父。その瞬間をスケッチ的に切り取ってキャンバスに展開してくれた。全体のソフトな色調がその時その場の温かな雰囲気を醸す。<2014年>
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ジャンダルム遠望
オーナーが山仲間と、奥穂-ジャンダルムを往還したときの一コマ。美和の、未完の遺作だが、そのラフネスが味を出している作品だ。
登場人物の女性がわざわざこの絵を見に来宅し喜んでくれた。<2014年> -
すみれ-日本画習作
油絵から入りクレパス画にも挑戦する中で、ひととき日本画教室にも顔を出し、トライした習作「すみれ」である。絵に対する可能性の追求はとどまることを知らなかったようだ。<2012年>
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柿-日本画習作
「すみれ」と同じく日本画にトライした習作の「柿」。定番の題材だが柿や葉の色彩に試行錯誤を繰り返したようで同じテーマの習作が他にも遺されていた。<2012年>
- イラスト
- 美和さんが、オーナーと競い合うように描いた年賀状のイラストです